『おだし厚揚げ』
帝京平成大学薬学部教授 金子希代子 先生
株式会社フォーラル管理栄養士 孰賀佳冬 先生
材料(2人分)
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厚揚げ1枚
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水1カップ
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白だし大さじ1
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乾燥あおさ大さじ2
- 1人分
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エネルギー : 113kcal たんぱく質 : 8.6g 脂質 : 8.5g 糖質 : 0.8g 食物繊維 : 1.0g 食塩相当量 : 0.9g プリン体量 : 30.7mg エネルギー産生栄養素バランス(PFC)= P:30.4% F:67.7% C:1.9%
※エネルギー産生栄養素バランス(PFC):エネルギーを産生する栄養素(Protein:たんぱく質・Fat:脂質・Carbohydrate:炭水化物)のエネルギー比率を示したもの
作り方
- 厚揚げを食べやすい大きさに切り、カリカリに焼く
- 小さい鍋かフライパンに、水と白だしを加えてつゆを作る
- つゆにあおさを加えて、すこし火にかける
- お皿に盛り付けたらできあがり
管理栄養士からひと言
あおさの風味がたっぷりのだしは、とろみをつけてあんかけにしてもおいしいです。
お好みで生姜(しょうが)や茗荷(みょうが)を乗せるとさらに香りが豊かになります。
厚揚げはフライパンだけでなく、トースターでもカリカリに焼くことができます。
コメント
今回は、お酒にも合うレシピを取り上げました。レシピに使っている豆腐類は、良質なたんぱく質を含み、プリン体は少ない食材です(豆腐:20-31mg/100g)。尿酸値の高い人に勧められますので、積極的に食べて下さい。
尿酸値の高い人や痛風の患者さんは、お酒を好む傾向があります。お酒の中でも、特にビールの摂取量が多い人ほど尿酸値が高いことがわかっています。1日にビールを平均1缶(340mL)飲む人は、全く飲まない人に比べて血清尿酸値が1 mg/dL近く高い(P<0.001)と報告されています。
お酒は、種類を問わず尿酸値を上げますので、飲む量に注意して下さい。適度な量は、アルコール量として1日当たり20-25g以下です。すなわち、ビール350〜500mL(商品によって異なりますが、1缶〜中瓶1本)、日本酒180mL(1合)、ウィスキー60mL(ダブル1杯)、ワイン148mL(グラス1杯)、焼酎90mL程度のいずれかです。この量は、血清尿酸値への影響を最低限に保つ目安と考えられます。