高尿酸血症とは、尿酸値(血液中にある尿酸の濃度)が7.0mg/dLを超えた状態をさします。高尿酸血症が続くと、血液に溶けきらなくなった尿酸が結晶となって、体内にたまっていきます。それが手足の関節で起こり強い痛みを伴うのが痛風(痛風関節炎)です。さらに、尿酸が腎臓にたまると痛風腎を引き起こします。
高尿酸血症が引き起こす病気は、痛風だけではなく、さまざまな生活習慣病(高血圧、心疾患、メタボリックシンドロームなど)のリスクを高めるといわれています。そのため高尿酸血症は、いち早く、尿酸値を適正に保つことが大切です。 尿酸値が高いとなぜ悪いの?
日本痛風・尿酸核酸学会
ガイドライン改訂委員会 編 : 高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン 第3版 診断と治療社 : 72-74, 2018