『マグカップスープ③ マグカップ de お味噌汁』
帝京平成大学薬学部教授 金子希代子 先生
株式会社フォーラル管理栄養士 孰賀佳冬 先生
材料(2人分)
-
しめじひとつかみ
-
冷凍ほうれん草ひとつかみ
-
きざみ油揚げひとつかみ
-
水150cc
-
だし入り液体みそ小さじ1と1/2
-
ねぎお好みで
- 1人分
-
エネルギー : 20.5kcal たんぱく質 : 1.6g 脂質 : 1.1g 糖質 : 0.9g 食物繊維 : 0.9g 食塩相当量 : 0.4g プリン体量 : 25.1mg エネルギー産生栄養素バランス(PFC)= P:30.2% F:48.3% C:21.5%
※エネルギー産生栄養素バランス(PFC):エネルギーを産生する栄養素(Protein:たんぱく質・Fat:脂質・Carbohydrate:炭水化物)のエネルギー比率を示したもの
作り方
- マグカップに、食材をそれぞれひとつかみずつ入れる
- 水を食材の7~8割のところまで入れ、ラップをかけて電子レンジで2~3分温める
- 熱いうちに液体みそを溶き、お好みでねぎをのせたらできあがり!
管理栄養士からひと言
マグカップ1つで作る簡単レシピの第3弾!
朝から心も体もほっこり温まります。
お好みのお野菜、きのこでアレンジして楽しんでください。
コメント
電子レンジで簡単に作れるスープは、忙しい人に最適です。好きな野菜やきのこ、豆腐や油揚げ、さらに海藻類、と味噌汁のバリエーションも楽しめそうですね。どれもプリン体の少ない食材です。
お味噌汁というと、「塩分が多いのでは?」と心配する方がいるかもしれません。ですが今回のレシピのように、だし入りの味噌を使うことで塩分を減らすことができます(今回の塩分0.4g)。だしは旨味成分なのでプリン体が多い(684.8 mg/100g)ですが、1回に使う量は1g程度ですので、あまり心配せずに使っていただけると思います。塩分の摂り過ぎが血圧や腎臓に悪い影響を与えることが良く知られていますので、だしを使う分、味噌など塩分の多い物の量を減らすことができます。
一方、尿酸値の高い方は、高血圧や慢性腎臓病になるリスクが高いことがわかっています。尿酸値の高い状態が血管の内皮細胞を傷つけるため、高血圧や慢性腎臓病、さらに心筋梗塞などの心血管疾患の発症と関連すると考えられています。従って、血液中の尿酸値を正常な状態にしておくことは、とても大切です。食事では、一般的な定食を朝昼晩と食べた場合でも、1日に摂取するプリン体量は400mg程度です。あまり神経質にならず、定食のように、いろいろな食材を食べるのがおすすめです。